ウォーキングにふさわしい時間帯とその効果。
秋は運動を始めるにはもってこいの季節。
町内市内や学校でもこの時期によく運動会が
おこなわれるシーズンですね。
そんな運動の中でも手軽にできるものといえば、
まず思い浮かべるのは「ウォーキング」ではないでしょうか。
今回考えてみたいのは、
「運動はどの時間帯におこなえばいいのか?」
ということです。
結論から申します。
ズバリ、すべて効果的です!
どちらも効果がありますが、それぞれに効果の違いがあります。
時間帯によるウォーキングの効果の違いについて検証していきます~
食前のウォーキングはダイエット向け
体を動かすためのエネルギーの種類には二種類あります。
・グリコーゲン(糖)
・脂肪
以上の二種類です。
消費の順番があり、まずは糖から消費され、
糖がなくなり次第脂肪が消費されるという仕組みになっています。
糖 → 脂肪 の順で消費されるのですね。
食前は糖がすでにある程度消費されている状態なので、
動をすると、脂肪の消費がすぐに始まります。
つまり、朝のウォーキングはダイエットに非常に効果的
な運動時間帯と言えるでしょう。
食後の運動は肥満、糖尿病防止
食後のウォーキングはインスリンと関係があります。
インスリンって、分泌量が増えると、糖尿病になるリスクが増えます。
炭水化物を食べると大量に分泌されるアレですね。
炭水化物を食べつつも、インスリン濃度を抑える食べ方ができる食材
については過去の記事に記載していますので、こちらも御覧ください。
インスリンが分泌される前にウォーキング等のエネルギー消費を始めることで、
インスリンの分泌量を抑える効果があります。
注意点ですが、食後の運動と言っても、少し20~30分程度は間隔をあけてから運動を始めてください。また、あまり激しい運動はしないようにしましょう。ウォーキングなどの軽めの運動がおすすめです。
朝の運動は代謝改善効果がある
運動には血流を改善させる効果があります。
朝のウォーキングによりドロドロ血液がサラサラ血液になります。
その結果、代謝が良くなり、一日中活発に活動することができます。
肥満や糖尿病などのあらゆる生活習慣病から身を守る効果が期待できます!
夜の運動は長期的な肥満防止に効果あり!?
夜の運動は特に夕食後がおすすめです。
「BMAL1」(ビーマルワン)という物質が関係しているからです。
BMAL1は肥満をもたらす物質です。
この物質は朝から昼にかけては少ない傾向にあり、昼から夜にかけて増加していきます。
つまり、夜のほうが血糖値が上がりやすい、ということを示しています。
夕食後の運動が、肥満を防止してくれるでしょう。
最後に
どんなことでもまずは習慣作りから。
高いハードルを設けず、5分や10分からでもいいので、
運動する機会を作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
食前の運動は脂肪燃焼を促進する効果がある
食後の運動はインスリン分泌量を抑制し、生活習慣病を予防する効果がある。
朝の運動は一日の代謝を良くする効果がある。
夜の運動は肥満につながる物質「BMAL1」を抑制する効果がある。